会長

  • 脳神経疾患研究所附属総合南東北病院
  • 総合血管内治療センター センター長

  • 今井 茂樹

 第14回日本血管腫血管奇形学会ならびに第9回血管腫血管奇形講習会(学会併設)の会長を務めさせて頂き、平成29年7月14日(金曜日)15日(土曜日)に郡山市で開催する運びとなりました。

本学会は血管腫血管奇形と言う比較的まれな疾患を診療科の垣根なしに、遺伝子解析、小児科的薬物療法、皮膚科的治療、Interventional Radiology(IVR)、形成外科や小児外科による外科的治療や漢方治療など総合的に研究成果を発表し、本疾患の原因の解明と最新の診断と治療法を発表することを目的とした学会です。また難治症例に対して各科のエキスパートが各々の意見を述べ、現在の日本における最高の治療法を提案する、非常に臨床的な一面も持っています。

本学会は国際血管奇形学会(International society of study for vascular anomalies and hemangiomas・ISSVA)の日本版としてJapanese society of study for vascular anomalies and hemangiomas・JSSVA)と称し、ISSVAとともに世界の血管腫血管奇形診療の最先端の知見を発信することを目的としています。

また、血管腫血管奇形講習会は本疾患を専門としていない医師、研修医、医学生に対して本疾患の診療up to date な内容を平易に講義して、理解を深めることを目的に講習を行なっています。

今まで本学会は形成外科医が学会長を務めてきましたが、本疾患の診療は種々の診療科が協力して行うという性格上、放射線科医で血管腫血管奇形IVR研究会代表世話人である私が学会長の拝命を受けた次第です。

今回の学会は郡山市内磐梯熱海温泉で開催予定です。郡山市は東京駅から新幹線で80分で東北の玄関口に位置します。温泉に入ってrelaxして、学会終了後も懇親会で熱くdiscussして下さい。外国からの演者の講演も予定しています。GlobalにJSSVAを盛り上げて下さい。

東北人のおもてなしで学会員の先生達をお迎えしたく思っています。また、summer vacation の始まりである連休前に学会は終了しますので、ご家族での懇親会参加も大歓迎です。

温泉での学術集会に多くの皆さまの参加をお待ちしております。